目次
(d) ユーザ拡張I/O
※ 本説明は、RPi-PWR2 univ用です。
RPi-PWR2 univ-DCJとRPi-PWR2 univ-USBが対象です。
※ RPi-PWR2 miniとは内容が異なります。RPi-PWR2 miniに関しては該当する頁に移動してください。
6. ユーザ拡張I/O
※ユーザ拡張I/OはオンボードLEDを除き、ユーザが必要に応じて部品を実装する必要があります。
※図中のジャンパ:JP1~JP5のピン番号は、「2.各部名称」 の「□が1ピン」「○が2ピン」です。
RPi-PWR2 univはユーザ用に電源端子、Raspberry Pi GPIO端子、ヘッダピン(コネクタ)用端子、ユニバーサル基板領域を設けています。
(1) 電源端子
・ユーザが回路を増設する際に必要な電源を供給する端子です。GND、+5V、+3.3V用の端子があります。
・+5V電源端子はRaspberry Piに供給する+5V電源と同じで、RPi-PWR2で制御された+5V電源です。+5V電源端子はRaspberry Piが接続されてなくても、RPi-PWR2が電源を供給していれば+5Vを供給します。
・+3.3V電源端子はRaspberry PiがGPIOコネクタを経由して供給する電源です(Raspberry Piが接続されていない、RPi-PWR2単体の場合は+3.3Vは端子に電源は供給されません)。
(2) Raspberry Pi GPIO端子:P2
・P2はRaspberry Pi GPIOコネクタの信号及び電源ピンと同じピン配置となっています。後述するユニバーサル基板領域の回路にRaspberry Pi GPIO信号を接続するのに役立ちます。
・RPi-PWR2では、GPIO端子の中で、GPIO4とGPIO17信号を電源制御用に使用しています。
(3) ヘッダピン(コネクタ)用端子
・外部との信号をやり取りするためのコネクタやヘッダピンを実装できます。端子はJP3(1×2ピン)、JP4(4×2ピン)、JP5(12×2ピン)の3種類の端子が用意されています。
・GPIO信号や電源、ユニバーサル基板領域に実装した回路の信号を引き出すために使用できます。
(4) ユニバーサル基板領域
・ユーザが必要な部品、回路を実装することができます。
・ピンピッチは2.54mm。
シャーシへの取付け例
GPIO割り当て
※本製品:RPi-PWR2 univをRaspberry Piに接続した場合、ユーザはGPIO4およびGPIO17をプログラミング(使用)することができません。
この2つのピンはRaspberry PiとRPi-PWR2 univ間の電源制御に使用しています。
GPIO4はRaspberry PiからRPi-PWR2 univにパワーダウン要求を通知します。
GPIO17はRPi-PWR上の電源ボタンの押下している時間が2秒~5秒未満の時、RPi-PWR2 univからRaspberry Piにシャットダウン要求を通知します。
※Raspberry Pi Model-Bには2つのRevisionがあります。
Raspberry Pi Model-BのRev.1とRev.2では、GPIOポートのピンの配列が異なっているので注意して下さい。